東京レガシーハーフマラソン2025
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レ ー スレ ポ ート  パ ラ ア スリート( 車 い す T 5 3 / T 5 4 )第 4 回を数えた東京レガシーハーフマラソン 2025 は午前 8 時、車いすの部から開幕。曇り、気温 19.1 度、湿度 60.0% という気象条件のなか、全 23 選手( 男子 18、女子 5 )が一斉にスタートしました。男子は第 1回大会から連勝中の鈴木朋樹( トヨタ自動車 )が 43分 08 秒で優勝し、4 連覇を達成。序盤は鈴木、吉田、岸澤の 3人で先頭集団を作っていましたが、5㎞すぎに後続が少し離れたことを機にペースを上げた鈴木がそのまま、圧勝しました。2 位には昨 年 3 位の吉田竜 太( SUS)が 45 分 43 秒で、3 位には同 2位の岸澤宏樹( 日立ソリューションズ )が 46 分 13 秒で入りました。鈴木はシカゴマラソン出場( 3 位 )後、約 1 週間でのレースで、「( 内臓疲労など )少し身体のダメージがあり、きつい部分もあったが、連覇できてよかった。この大会のよい点はコース途中のすれ違いで、一般ランナーの皆さんが反対車線からエールを送ってくださるところ。車いす選手に対するリスペクトが感じられて嬉しかったし、( 後半 )気持ちが切れそうなときも、声援のおかげで最後まで走り切れた 」と感謝しました。連勝記録を伸ばしましたが、「 このコースは東京 2020 パラリンピックと同じ。( 同大会 )代表というプライドを持って、今後も5 連覇、10 連覇していきたい」とさらなる積み上げを誓っていました。ースが落ちたので、チャンスだと思った 」。鈴木と同じくシカゴマラソンに出場( 7 位 )後のレースでしたが、マラソンを主戦場とする吉田がロードで培ってきた強みを生かしました。岸澤は「 序盤のスピードの上げ下げで、( 力を )使ってしまった部分もあり、( 終盤の )上り坂への対応ができなかった 」と自己分 析。2 週 間 前 に イ ンド で の 世 界 選 手 権 でトラ ッ ク 2 種 目( 800m、1500m )に出場後、今大会にはレーサー( 競技用車いす )のタイヤをパンクしにくいタイプにするなどマラソン仕様に変えて臨んだそうです。「 トラックからマラソンへの切り替えな2 位に入った吉田は鈴 木と離れた 5km 以降、3 番 手でレースを進めましたが、終盤の上り坂で仕掛けて逆転。「( 岸澤の )ペど、いい経験になった。順位は落としたものの、昨年とは違う手応えもあった。」と前を向きました。仲 嶺は、「 スプリント勝 負になると思っていなかった。 ああいう形のフィニッシュは経験したことがなく、もう粘って粘って粘って、 最 後まで出し切 ろうとフィニッシュまで 走り抜 け た。勝 ち切 れて、 本 当にいい 経 験 に なった。 これを 活 かしてまた次のレースでも粘り強い走りをしていきたい 」と充実 感をうかがわせました。これまで、「 上りは苦手」と話していた仲嶺ですが、昨年から用具やフォーム、トレーニング方法などまで、「 全部を見直した。改造の最中で、まだすべて整ったわけではないが、苦手としていた( 終盤の )上りで離されずについていけたのは 1 つの成果 」と手応えを口にしました。惜しくも敗れた土田は、「 刺されてしまったが、デッドヒートで、久しぶりにすごく楽しいレースができた。スピードの上げ下げから得るもの、負けから得ることもいっぱいある。また頑張ります」と悔しさをにじませつつ、前を見据えました。副島正純車いすレースディレクターは、「 大きなトラブルもなくレースを終了できた。男子は鈴木選手が強さを見せた。吉田選手と岸澤選手はタイプが違うので、吉田選手は瞬発力を磨き、岸澤選手は長い距離を積んでもらうと、また面白いレースが見られるのでは 」と期待を口にしました。また、「 今回は女子のレースが面白かった。仲嶺選手にはこの自信を次のレースにつなげてほしいし、土田選手にはまた取り返してもらえるよう頑張ってほしい」とエールを送りました。5 選手が出場した女子は大接戦となりました。昨年 2 位の仲嶺翼( ミサトスイミングスクール)と同 1位の土田和歌子( ウィルレイズ )がデッドヒートの末、52 分 14 秒の同タイムでフィニッシュ。仲嶺が僅 差で上回り、2 大会ぶり 2 回目の優勝を果たしました。3 位は 1 時間 22 秒で瀧村和美( 日本オラクル)が入りました。115TOKYO LEGACY HALF MARATHON 2025

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