東京レガシーハーフマラソン2025
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紀子( 日本デフ陸 上 競技 協会 )が出場しました。ともに、今 年11月に日本で初開催される東京 2025 デフリンピックのマラソンと 10000m 日本代表に決定しています。車いすを除いたパラアスリートのなかではトップタイムとなる1時間 8 分 10 秒でフィニッシュした青山は、「( デフリンピックに向けた )強化練習の一環として、昨日は 30km レースに出て、今日はハーフを走った。今日のレースでは疲労はあったが、周囲に普段、一緒に練習しているランナーもいて、負けたくない思いで、いい形で走れた 」と振り返りました。目前に迫る大 舞 台に向け、「 ここまでケガもなく順 調に練 習できている。周囲からも応援され、プレッシャーはあるが、楽しんでレースができたらいいし、その結果、金メダルが獲れれば。ケガやインフルエンザにも気を付けたい 」と気持ちを高めていました。また、知的障がいT20 クラスの男子 3 名も出場し、1時間 13 分15 秒でフィニッシュした中筋陸駆( 和歌山走ろう会 )をトップに、全員が完走しました。東京マラソン財団レースディレクター室の鈴木は、「 T11/T12クラス男子の熊谷選手は目標記録に少し届かずでしたが、練習はできているというので、次のレースに向けて頑張ってもらいたい。2 位の大石選手は自己新の見事な走りでした。女子は 和木選手が順当な走りで優勝。アクシデントがあったなかでも、しっかりとフィニッシュしてくださってよかった。この後またコンディションを整えて、ゆっくりと再スタートしていただけたら」と、心を寄せました。また、T00 クラスの 2 選手については、「 青山選手も安本選手も好走しました。今日のレースを弾みにしてデフリンピックでも頑張っていただきたい 」とエールを送りました。さらに、「 今後も、各障がい競技団体と連携しながら、より多くのパラアスリートに挑 戦いただけるよう、レース環境 づくりにも努めていきたい」と話しました。117 TOKYO LEGACY HALF MARATHON 2025

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