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2025年10月17日
【レポート】プレスカンファレンス(エリート)
大会2日前となる10月17日(金)午後1時から東京・国立競技場で、東京レガシーハーフマラソン2025プレスカンファレンスを開催しました。
エリートレースの会見は、まず女子から行われ、ムワンギ・レベッカ(ケニア)、メスクレム・マモ(エチオピア)、川村楓(岩谷産業)が登壇しました。
かつて日本の実業団に所属したレベッカは日本語で「目標は言わないが、いいタイムで走りたい。」と語り、笑顔を浮かべました。今大会が初のハーフマラソンとなり、「自分の中で『いける』と思った。今が走るタイミング。」と意気込みました。
同じくハーフマラソン初挑戦のマモは「準備は良好で、体調も良好。」と順調ぶりをアピ-ル。「タイムは(1時間)6分台であれば嬉しい。」と大会記録である1時間7分27秒の更新を狙います。
1時間8分58秒の自己記録を持つ川村は「調子の波はないほうなので、コンディションは普通。」と平常心を強調しました。レースの発着は、東京2025世界陸上が開催された国立競技場で、「いつも一緒に走っている選手が活躍しているのを見て刺激をもらった。自分も頑張りたい。」と目を輝かせました。
続いて行われた男子の会見では、セレモン・バレガ(エチオピア)、ベナード・ランガット(Honda)、吉居大和(トヨタ自動車)が壇に上がりました。
東京2020オリンピック陸上10000mの金メダリストであるバレガは「オリンピックで勝つことができた東京に来ると、いつも嬉しく思う。」と感慨に浸りました。57分50秒の自己記録を持ち、「優勝するためにやってきた。大会記録を更新できるような準備をしてきた。」と昨年の優勝タイムである59分52秒の更新を視野に入れています。
実力者で59分58秒の自己記録を持つランガットは「コンディションは悪くない。日曜日のレースはベストを尽くす。」と闘志を燃やしました。
日本勢の吉居は「まずは日本人トップと上位入賞を狙う。」と目標を掲げます。「積極的に前に付いていって、どのくらい走れるのか挑戦したい。」と海外勢に食らいついていく姿勢を示し、「昨年までの入賞ラインである61分を切れるように。」と誓いました。
大嶋康弘レースディレクターは男女ともに「海外勢がレースを引っ張っていくのではないか。」と展望しました。日本勢では女子の川村、昨年日本勢トップの清田真央(スズキ)に海外勢との上位争いを望み、男子では吉居に「できれば日本記録(59分27秒)を目指すようなレースを。」と期待を寄せました。
東京レガシーハーフマラソンは2022年に第1回大会が開催され、今回が第4回大会となります。東京2020オリンピック・パラリンピックのレガシーの創造と継承することに加え、今大会は洗練された大都市・東京ならではのハーフマラソンとして新しいオーセンティック(本物)さ――「TOKYO AUTHENTIC」――をコンセプトに掲げています。
エリートレースは10月19日(日)の午前8時5分にスタートします。


