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第1回大会参加者スペシャルインタビュー
東京レガシーハーフマラソン 2022 チャリティランナー
滝澤 三郎さん
東京マラソン財団のチャリティ事業『Run with HEART』の寄付先団体のひとつでもある『ケア・インターナショナル ジャパン』代表理事でもあり、第1回目となる東京レガシーハーフマラソン2022をチャリティランナーとして走った滝澤三郎さんにチャリティランナーとして走ることの意義や東京レガシーハーフの魅力を伺いました。

“きっかけはチャリティラン“
僕は今75歳ですが、66歳でマラソンを始めたんです。
東京マラソンのチャリティランナーに出ませんか?と誘われたのがきっかけでした。9年前に何気なく言われた一言で人生が変わったんです。結果はなんと、66歳で6時間06分で見事完走!フィニッシュでは感動して泣きましたね。女子マラソンの有森裕子さんが「走った自分を褒めてあげたい」って言いますけど、本当その通りでした。現在の記録は5時間16分。どんどん記録が伸びています。参加する度に、来年はこうしよう!という目標ができて、それが生きる原動力になります。歳を重ねると体力も人生も下降線と思ってしまいそうですが、僕はマラソンで記録を伸ばせていることで「まだ若い!」と自信がつきました。
チャリティランがもっと日本で広がってほしい

チャリティランは、走ることが個人の楽しみで終わらず、誰かのためになるのがいいと思います。世界中で苦しむ難民の方々には、すぐに見えるゴールはないけれど、マラソンにはゴールがある。走っていて苦しい時に、世界中で苦しんでいる人に比べたら、そこにゴールが見えているマラソンはなんでもない、とさえ思えます。私たちが直接助けることはなかなか難しいですが、チャリティを通して気持ちを届けることができる、助ける人を助けることができる。もっと日本でチャリティマラソンが広がってほしいと思います。マラソンができるほど健康であることは幸いなことです。その幸せを世界中の人におすそ分けをしながら走っていただきたいです。

代表理事を務める ケア・インターナショナル ジャパンは、世界100か国以上で活動する国際協力NGOで、緊急・復興支援や『女性と女の子』の自立支援を通して貧困のない社会を目指しています。3月にポーランドに訪れた際には、ウクライナからの多くの難民を支援していました。不自由な環境の中でも一生懸命勉強している高校生くらいの女の子の姿を見て、何とかしてあげたいと思いました。ケア・インターナショナルだけでなく、東京マラソン財団のチャリティ事業を通じ、チャリティランナーとして走ることで、さまざまな団体から支援を必要としている人々に寄付を届けることができます。東京レガシーハーフマラソンでも、チャリティランがエントリーの一つの選択肢として根付き、支援の輪が広がってくれたらいいなあと思っています。
国立競技場の声援が嬉しくて、また走りたくなる。
僕は66歳からマラソンを始め、今では完全にマラソン中毒です。(笑)走った直後は「もう嫌だ、無理だ」と思うのに、2日経ったらまた走りたくなるんです。これまで、フルで17本くらいハーフでも同じくらい出場しましたが、国立競技場からスタートして戻ってくる東京レガシーハーフマラソンは特別です。東京のど真ん中を走るので、沿道でたくさんの人が応援してくれます。「がんばれー!」という声援は、まるで全員が自分を応援してくれているように感じます。
東京レガシーハーフマラソンは、これからさらに海外のランナーからも注目されると思います。海外ランナーは、マラソンの前後に日本観光を楽しんでいると聞きます。東京レガシーハーフマラソンも、観光とマラソンをセットにするなど、マラソンをきっかけに日本の魅力を感じていただけたら嬉しいですね!
ハーフマラソンは、色んな意味で「ちょうどいい」
ハーフマラソンは、ビギナーにもちょうどいいゴールだと思います。
体力的にしんどくなる、いわゆる「30kmの壁」がハーフマラソンにはないので、始めやすいと思います。走った後も元気が残っているくらい。ただ、気軽に挑戦できるけれどそれなりの準備もちゃんと必要です。僕でいうと、毎日筋トレやストレッチをしたり、日常生活での姿勢も良くしたり、走る前の準備期間を大切にしています。
マラソンが健康維持につながって、健康診断で20代と大差ないと言われるという大きなメリットもありました。歩くことも走ることも同じ。歩きながら走る。走るつもりで歩く。そういう毎日のちょっとしたことが、いい訓練になるんです。
みんな自分のストーリーをもって走っている

月に一度、仲間たちと皇居ランを続けています。大学生から社会人まで世代も職業も超えた、マラソンを通してつながった仲間です。一緒に走りながら刺激を与えあったり、走った後に懇親会で盛り上がったりもします。75歳になって大学生の友達ができるなんて想像もしていなかったです。マラソンは孤独な面もありますが、励まし合える仲間ができるという魅力のあるスポーツだと思います。
ランナーは、みんな自分の夢とストーリーを持っていて、それぞれの目標に向かって走っています。僕の今の野望は5時間目指すこと、そして90歳まで走ること。まだまだ楽しみます!
寄付金及びチャリティランナー受付中
〜5月26日(金)17:00
※上記期間は寄付先団体毎で異なる可能性がございます。
詳しくはこちらをご確認ください。
▷https://www.runwithheart.jp/news/list/15/16/

